用語解説のパチスロの「設定」についてと内容がかぶってしまう点がありますが、改めて書いていきます。
設定とはパチスロ機の出やすさを調整するもの
「設定」とは、パチスロ台の「出やすさ」を調整し、いわゆる「良い台」「悪い台」を決定するものです。
基本的に6段階であり、設定1~設定6まであります。
設定6によるほど出やすく(客側が勝ちやすい)、設定1によるほど出にくい(店側が勝ちやすい)です。
基本的に6段階と書いたのは、機種によっては4段階であったり3段階であったりするからです。
この設定狙いの極意で狙っていくのは、高設定と呼ばれる設定です。
6段階であれば設定5or6 3段階であれば最高設定を狙っていきます。
設定と出玉率 設定6はどれぐらいあるのか
それでは設定1だとどれぐらい負けて、設定6だとどれぐらい勝てるのでしょうか?
下の表は2019年になっても人気の機種「バジリスク絆」のスペック表です。右端の出玉率に注目です。
設定 | バジリスクチャンス | バジリスクタイム | 出玉率 |
---|---|---|---|
1 | 1/139.4 | 1/441.3 | 97.3% |
2 | 1/138.7 | 1/377.9 | 98.6% |
3 | 1/137.9 | 1/403.4 | 102.0% |
4 | 1/130.6 | 1/303.9 | 106.6% |
5 | 1/130.1 | 1/343.1 | 112.1% |
6 | 1/118.6 | 1/245.1 | 119.2% |
設定1で97.3%、設定6で119.2%となっていますね。
これが金額にしてどれぐらいかというと、20円スロットで1日回すと下表のようになります。
設定 | 出玉率 | 20円スロット 8000回転換算 |
---|---|---|
1 | 97.3% | -12960円 |
2 | 98.6% | -6720円 |
3 | 102.0% | +9600円 |
4 | 106.6% | +31680円 |
5 | 112.1% | +58080円 |
6 | 119.2% | +92169円 |
一日でだいたい8000Gほど回せるので、設定1だと約13000円のマイナス、設定6だと約92000円のプラスになります。
機械割から期待収支金額を出す方法はパチスロの「機械割」についてを読んでくださいね。
さて、話を戻して、この設定ごとの期待収支額の表から、お店側がもし設定6をホールに入れた場合にどれだけ設定1が必要かが分かります。
設定6を1台で92000円をお客さんに取られるのですから、設定1は8台以上入れないと利益にならないことが分かります。(設定1の期待収支13000円×7台=91000円なので8台必要)
この計算には穴があります。それは設定1は8000Gも回されないということです。
設定1はせいぜい3000Gほどしか回されないので、さらに約3倍の設定1が必要となることが分かります。
よって設定6が1台に対して、設定1は24台
店側の利益を考えるのであれば、設定6の存在率は1/25台以下でなければならないということになります。
設定6はなかなか存在しないということを理解する
この記事で分かっていただきたいことは、設定6はなかなか無いんだということです。
「これ設定6なんじゃないか?」と打っていて感じることがあるかもしれませんが、お店側としては設定6を入れるのにこれだけのリスクを犯しているのです。
設定6はなかなかありません。ですが確実に設定6を使う店は存在します。
そういったお店や、設定を入れるタイミングを把握し立ち回っていくことが大切になります。